プロ野球2軍 14球団へ

いつまでも暑いから秋という感覚が薄かったけど、ペナントレースは大詰め。

セパとも優勝はぶっちぎりで早々と決まり、クライマックスシリーズ(CS)対象の3位圏内に留まろうとする或いは入ろうとする熾烈な争いがパ・リーグでは大変なことになっている。

あと残り数試合しかないのに、2位から4位までが0.5ゲーム差。(10/1現在)

 

が。

毎年毎年、壊れたナントカみたいに同じことを言っているけれど、6チームしかないのに上位3チームでまた、日本シリーズ出場をかけてクライマックスシリーズと称して試合をやり直すなんて。

ホークスは、優勝したのにひっくり返されたこともあるし、逆にひっくり返したこともある。ひっくり返されたら涙涙、そして涙涙…逆にひっくり返しても、喉の奥に何かひっかかっている感は消せず。

 

が。

消化試合をなくすため、或いはポストシーズンの興行成績を考えると、即CS消滅は現実的には考えにくい、と、いくらCS嫌いの私でもそのへんは理解できます。

 

じゃあ、どーしたらいいの??

 

そんな矢先、先週9/29(金)の7時のNHKニュースでこんなことが報じられた。


www3.nhk.or.jp

 

そうだ、これがあった、と、以前読んだ本を思い出した。

歴史に学ぶ プロ野球 16球団拡大構想 (日経プレミアシリーズ)

 

(『歴史に学ぶプロ野球16球団拡大構想』安西 巧/著

       2020年 日経BP日本経済新聞出版本部)

  

日本のプロ野球の歴史を紐解き詳述している新書版の本。

知らなかった昔のこと、なかなか懐かしい出来事や、ビジネス面からの切り口などなど、内容はぎっしり。

そして更なる発展のために球団を増やす方策や利点が挙げられている。

著者は新聞記者であるだけに、客観的だけれど、「おわりに」でも垣間見える野球への愛というか郷愁というか、そういうものもありつつ。。って、それは措いといて。

 

現行の「不条理なポストシーズンの改善」のための一案として、 "CSは2リーグ2地区各1位の4チームで争う仕組みに”という一節がある。16球団だったら可能。現在の大リーグの方式に近いのかな。詳しくはこの本を読んでみてください。この提案に賛成。少なくとも今よりはモヤモヤ感がなくなる。…と読んでいて思った、ということを思い出した。

 

で、先週のニュースで報じられたのは、現在、日本では1軍、2軍とも12球団だが、来年から2軍は14球団に増えるというもの。(内定なんだそう)

この流れが1軍にも波及していけば、と思うものの、ニュースでは1軍にはその動きはないと言われていて、日本の球界は保守的だという指摘も。

 

それでも、CS問題に解決方法がなくはない、と思うと、風穴が開くというかなんというか。自分の身体のなかに。

こんなぎりぎりまで競っていて、ホークスを応援していいのかどうか迷いつつ結局応援していて、こっちのメンタルが危うい、そんな季節。

 

…と、鷹vs鷲のラジオ中継を聞きながらつらつらと書いてしまいましたが、以前読んだまた別の本を思い出した。

「地元チーム」がある幸福 スポーツと地方分権 (集英社新書)

(『「地元チーム」がある幸福』橘木俊詔/著 2019年 集英社 )

 

ふふふ。強いメッセージのあるタイトルですね。

 

 

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