令和5年('23) 九州場所 その2

前の記事からの続き。

2023年11月26日(日)の午後4時半前後。

 

チケットは売り切れだけど、ご当地九州場所を臨場感をもって味わいたい。

あ、そうだ、キッチンカーだ。

会場の福岡国際センターの前にはキッチンカーが登場していて、その飲食スペースには大型(←多分)モニターが設置されているという話。そこで友人と観戦したら、盛り上がりそう♪

そんな目論見だったが、なんと千秋楽の日、キッチンカーは15時半で終了と、現地で知る… が~~ん。

どうする?どうする? どこかパブリックビューイングやってない?または大相撲のテレビ放送している居酒屋とか…。

ここで友はすかさず、ABEMAテレビで相撲が放映されていることに思い至ったのである。さすがスー女。

スー女の友の手のひらのスマホで観戦、千秋楽。(←無意識だったけど、なんとなく七五調)

~~前回はここまででした。

 

スー女の友が、ABEMAをスマホにインストールし直すと、ちょうど、幕の内の取組の半分くらいのところだった。

スマホの画面でも結構迫力があり、楽しめる。

ただ、立ったままだと疲れるし暖冬とはいっても夕方から夜にかけては冷えてくるから、屋内で座れるところを探しウロウロ。

お隣の、またそのお隣の、会議場がいっぱい入っている建物の2階ロビーに落ち着く。先客が多くいたので目立たなかったし。その人たちも全員スマホで相撲観戦中…というわけではなく、建物の北側にあるマリンメッセ福岡でのライブの開場時間を待っていたみたい。(調べたら、マリンメッセ福岡ではスピッツジェジュンのライブ、お邪魔した福岡国際会議場のメインホールでは清水ミチコのライブが開催されていた模様。相撲はあるわライブはあるわ、わちゃわちゃ)

 

お相撲は仕切りが長いとはいえ、移動している間に取組が2つくらい終わっていた。

高安vs.玉鷲。どっちも勝ってほしかったけど、ちょうどウロウロしている最中に終わってしまっていた。(後から高安が勝ったと知る。)

 

ところで、ABEMAの中継はアナウンサーが藤井さん…らしき人。以前はNHKで中継していたけど、ABEMAに出ているということはNHKを辞められていたんですね。藤井康生さんです。そして解説は元・若乃花花田虎上

時折、まわしをつけた太めの人が出てきて、その人を相手に元・若乃花が取組を実演しながら解説。なるほどね~と思わせる説明。

実況はさすがだし、解説もわかりやすいし、なんか盤石感のあるコンビ。

 

この日、熊本出身・正代はがんばりを見せて千秋楽を白星で終えた。(vs.宝富士) 来場所は勝ち越してほしいものです。

 

優勝は3敗の熱海富士と2敗の霧島の争い。どちらかに肩入れするというのはなかったけど、熱海富士は若いのに先場所も優勝争いにからんでいてすごいなぁ。

 

先に取組のある熱海富士が負けてしまうと、結びの霧島の結果にかかわらず、その場で霧島の優勝が決定。

どうせなら、結びまで賜杯の行方がわからない方が観ている側としてはいいかも。

…と思っていたら、熱海富士、負けちゃいました。対戦相手の琴ノ若も勢いあったし。が、土俵下の霧島は表情を全く変えず。

この二つあとの結びは大関対決。貴景勝vs.霧島。優勝は既に決まっているけれど、大関同士の熱戦になるか⁈…と思っていたら、結構あっさり霧島の勝ち。突き落とし。優勝を白星で飾った。

 

さて、ここから千秋楽ならではの表彰式と優勝力士インタビュー。

インタビューは力士の人となりが窺えて楽しみにしているもの。私も友人も座り直してしばし待つ。なのに、その時間になったら、私たちがいたロビーの前の会場でイベントが終わったらしく人々が扉からどんどん出てきてがやがや。

なんで今⁇ 優勝力士の声が聞こえないんですけど…(って場所借りしているくせに思ってしまう)。でも画面で霧島が笑ったところを初めて見て、なんかほっとした。

 

「霧島」というとどうしても先代(陸奥(みちのく)親方)のイメージがまだ強い。今の霧島って前は霧馬山だったよねって、思い出す感覚があったけど、今回の優勝で、霧島はもう「霧島」だ…と私のなかで霧島が霧島になりました。 ~~つづく