さくら

毎日、通勤の際、歩いている広い道路の片側には、歩道に沿って木が植えられている。

夏の暑い日には、なるべくその下を通っていた。(または自転車で通っていた)

この春、その木々は2,3週間前くらいから、ちらほらと薄いピンク色が目立つようになって、つい最近、満開になった。
今は、はらはらと花びらを舞わせている。

桜の木々だったのだ。

異動で昨年四月から通い始めた職場だが、去年の春は気づかなかった。(目が節穴だったか?あるいは余裕なかったか?)


桜の花は、天から振りかけたように咲く。
この世とあの世が繋がっているかのように、またはこの世が楽園であるかのように、枝にたわわに咲いている。“たわわ”というとバナナみたいだけれど。

そして、散ってしまうと、あたりはまた普通の下界に戻るんだなぁ。


あの木々が桜の木だとは知りませんでした。お見それしました。