○『SP 野望篇』『SP 革命篇』
(2010年・日本) (2011年・日本) 波多野貴文・監督
テレビドラマ終了からどれくらいたったでしょう。正確にいうと、ドラマ最終回・謎のラストシーンの波紋からどれくらいたったでしょう。
忘れた頃にやって来た、待望の、テレビドラマの続編映画。原案・脚本はドラマと同じく金城一紀。
○『ベンダ・ビリリ!〜もう一つのキンシャサの奇跡』
ルノー・バレ&フローラン・ドラテュライ監督 (2010年・フランス)
コンゴ民主共和国の首都キンシャサ。そこで路上演奏を日課にしているバンド“スタッフ・ベンダ・ビリリ” メンバーはほぼ全員が車椅子、松葉杖または改造三輪車を利用。手作り楽器も交えて、日常に密着した音楽を力強く歌う。アルバムを作りヨーロッパツアーを敢行、奇跡的な成功を収めた彼らの5年間の活動を追ったドキュメンタリー。
映画自体がひとつの熱い熱い塊のようだ。
○『髪結いの亭主』
パトリス・ルコント監督 (1990年・フランス)公開20周年記念 デジタル・リマスター版
エロやポルノと言われるものとゲージツはどのあたりで線引きされるのでしょうか、このあたりでしょうか、なんて思った。
劇中流れるアラブ歌謡が妙な味わい。(音楽:マイケル・ナイマン)
○『春、夏、秋、冬、そして春』
キム・ギドク監督 (2003年・ 韓国=ドイツ)
山の中の湖に浮かぶ庵。そこには老僧が修行中の僧と暮らしている。移り変わる四季の自然が非常に美しい。
が、青年僧の修行は頓挫し、お話はとってもシビア。
○『九月に降る風』
トム・リン監督 (2008年・台湾=香港)
1990年代半ば、台湾の男子高校生7人の群像劇。荒削りだけどひりひりするかんじ。
ポケベルが登場したり、プロ野球の八百長事件が時代背景として出てきたりする。
○『マルタのやさしい刺繍』 ○『ゆれる』
ベティナ・オベルリ監督(2006年・スイス) 西川美和・監督(2006年・日本)
“さようなら。ソラリアシネマ” 知らない間にビルの7階にある映画館が閉館することになっていて、ガァ〜ン。“23年間のご愛顧に感謝を込めて”23作品が特集として上映された。そのうちの観ることができたのはこの2本だけだったけど、せめて足を運べてよかった。ここには3スクリーンあり、そのうちの一つは再映館で料金は850円。
23年以上前、ビルが建つ前はこの場所に前身の“センターシネマ”という再映館があり、私の記憶に間違いなければ料金は150円だった。
2011年11月30日閉館。。“さようなら、ありがとう。ソラリアシネマ”‥ ‥ と思っていたら、今度は知らない間に新しい映画館として復活していた。〜TOHOシネマズソラリア館
残念ながら、再映館はなくなり、またチケット買う時に席を選ばないといけないという私の苦手なシステムになったけど、でもそこに映画館があるというのが重要なんです。救いなんです。あぁよかった。
○『マネー・ボール』
ベネット・ミラー監督 (2011年・アメリカ)
ブラピ主演。大リーグ・アスレチックスのGM役。ベストセラーの原作は以前に読んだことがあり、あれがどう映画になるんだろうと思っていたら‥。
二重丸◎でした。