MIOSIC ライブ

MIOSIC リリースライブ LIVE in FUKUOKA


日時:2015年11月26日(木) 20時〜
場所:Gate's 7



MIOSIC。MIO(ヴォーカル)とSHO(ギター&ヴォーカル)の男女二人組。
東京を拠点に活動中だけど、実は二人とも九州出身。


去年の中洲ジャズで聴いてファンになり、その後、街角ミニライブなどがあった折にはたびたび足を運んでいたが、今回、福岡でワンマンライブが行なわれた♪


この日のバンドメンバーは以下の通り(MIOSICオフィシャルブログを参照しました)

ベース:小林kobaken賢一
ギター:佐々木 正治
キーボード:今給黎 博美
ドラム:鈴木 雄二

サックス:浦ヒロノリ
(いつもサポートで参加されている浦ヒロノリさんが、この日は七三分けの髪型だった。)

ゲスト・ヴォーカル:増井ココロ


会場はテーブル&椅子が置かれたライブハウス。
飲み物を頼んで、寛ぎつつ音楽を楽しむ雰囲気。
客席からステージも近い。



そのステージの前には白いスクリーンが。
開演時間になると、場内が暗くなり、スクリーンに英文タイプがパチパチ打たれてMIOSICの紹介。
続いて彼らのミュージックビデオが。(“ミュージックビデオ”って古語?ですね。すみません。)
ニューアルバム“Alwayz”から“Hello World”の曲と映像が流れ始めてしばらくすると、スクリーンがするする上がって、MIOSICとバンドの演奏になった。(“Hello World”はスクリーンの後ろで生演奏されていたのだった。そういえば人が動いている気配あり)


ヴォーカルMIOちゃんは、黒のシースルーのブラウスにブルーのスカート。裾のカットが斜めになっていて個性的。


そういうわけで1曲目はHello World
2曲目は、曲名はわからないけど、ようこそライブヘ〜というような、いなせな曲。
3曲目、What could I do(アルバム“HERO”より)
4曲目、Like a Star〜カバー曲。オリジナルはコリーヌ・ベイリー・レイ‥かな?

‥と順番を覚えているのは、このあたりまで。
いつもCDで聴いているあの曲この曲が、バンドの生の演奏、MIO&SHOの生の歌声で自由に繰り広げられて、私にとって、とても幸せな空間となった。

CDとはアレンジが違っていて、それぞれの楽器が奏でられる自在さが心地いい。


印象に残ったのは、3曲目の“What could I do”とラスト近くの“HERO”(2曲とも、もともと好きな曲ではある。)

“What could I do”は、キーボードのホワァンホワァンした音が、泡の音みたいに聴こえて、歌詞は英語だけど「もし、いるかだったら」というフレーズがあって(多分)、海の中の気分になった。MIOちゃんのスカートも海の色だったから、大人の人魚姫のイメージになった。(同じく「もし、鳥だったら」というフレーズもあり、野外で聴いた時は、空の気分になった。同じ曲でも海と空、気分が変わる)

“HERO”は、初めは静かで、だんだん盛り上がるアレンジだが、この日の出だしはキーボードの演奏にヴォーカルのみ。美しかった。ぐっときた。


ゲスト・ヴォーカルで増井ココロが登場して、2曲歌った。MIOSICとはまた持ち味が違ってパワフルな歌唱だった。


考えてみたら自分は、こういうライブハウスで音楽を聴いた経験は数えるほどしかない。ヴォーカルMIOのハスキーで深みのある声、SHOとのデュエットのいいかんじのバランス、きれいな和音をバンドが演奏しての1時間半。ゆったりとした気持ちで楽しんで、会場も沢山のお客さんで盛り上がっていた。(‥といっても、いっちばん前に座って聴いていたので、振り返って会場の様子は観察していないんですが)


ジャンル分けをするのはあまり意味がないかもしれないけれど、敢えていえばジャズ寄りのポップス‥(?) 日本の中の洋楽‥(?) でも、まだまだこれから色々な方向に行けそう。中洲ジャズの時も感じたけど、プログレなんかやったら、MIOちゃんの歌声が荘厳になりそうだし、子守唄系だったら、より癒されそう〜と、極端から極端への想像。今のMIOSICの世界を楽しみながら想像がふくらむのも、きっとライブの力。