ソチ・オリンピック 女子フィギュア フリー

日本時間2月20日(木)深夜(‥つまり2月21日未明)、女子フィギュア・フリーの時間、私は‥。
寝ていました。

夜中目が覚めたら、ラジオ観戦しようと思っていたけれども。リアルタイムで見るのは恐いという気持ちが働いていて、目が覚めなかったんだろうなぁ。


朝起きたら、テレビというテレビが真央ちゃん祭り状態。日本では。
これが違う国に行ったら、その国の選手のお祭りなんだろう、ちょっと覗いてみたい、よその国のテレビ。


夜、オリンピック・ダイジェスト番組を見たら、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の厳かな世界を、濃いブルーの衣裳を身に纏った浅田真央選手が、跳んで回って舞って、ステップを踏んで、そこは天上界のようだった。

終わった瞬間、リンク上で涙をこぼし、そして笑顔。‥この時、天上から下界に戻ってきたのだと思う。


ロシアのソトニコワ選手、独創的な踊りで惹きつけられた。韓国のキム・ヨナ選手、相変わらず手・肩・首のラインがゆらゆら優美でジャンプも綺麗。イタリアのコストナー選手、黒の衣裳が似合っていて大人っぽい。ボレロのあの曲だったら一歩間違うと単調になってしまうのに最後まで見入ってしまった。

それぞれ金・銀・銅だったけど、真央ちゃんも含めて、素人目には甲乙がわからない。順位はもういいでしょう、という気になった。


浅田真央選手、以前は、あどけなさの残る、蓋を開けたらくるくる回り出すオルゴール人形のようだった。
それが五輪のリンクでは、天界で舞う乙女のように神々しかった。

フィギュア独特の女性らしいポーズも、下手するとシナを作ってるかんじになるのに、真央ちゃんがやると清潔すぎて、それが異次元なのだ。