ホークス パ・リーグ優勝 その1

レビューでなくダイアリーのみですが。


〜死んだはずだよ、お鷹さん……V前夜〜


2010年9月26日(日) ソフトバンク・ホークス 残り1試合でマジック1。0.5ゲーム差で追う2位西武ライオンズは残り2試合。


約1週間前は全く逆。首位ライオンズはマジック4。ホークス残り6試合で首位と3.5ゲーム差の2位。つまり西武は残り試合7つのうち4つ勝てば優勝。ホークスは相手の負けを待ちつつ、自分の負けは許されないという、まぁ優勝への確率は宝くじに当たるくらい、そんなもんだった。

私の観戦スタイルはラジオの野球中継が中心。ここ数年お約束の9月の失速に、ラジオのチューニングも他の放送に変えがちになっていたのだ。しかし。


2010年9月18日(土) 西武との最後の直接対決3連戦初戦はナイター。福岡ヤフードームにて。仮に3連勝したとしてもまだ首位とは0.5ゲーム差。それどころか2敗すると目の前でライオンズ胴上げ。…7−4のリードを9回表、守護神・馬原(この日はハラハラ馬原)が、おかわり君(西武・中村選手)のホームランなどで追いつかれてしまう。だが追い越されはされず延長へ。11回裏に小久保の2ランが飛び出す。サヨナラ勝ち。まさかあそこでホームランが出るとは思わなかった。


9月19日(日) デーゲーム。仕事だったが、帰ってきてからも、どうせ駄目だっただろうと敢えて結果を見ないようにする。逆転勝ちを知って驚く。
ケータイ原始人の私は、メールと電話しかケータイを使えず、野球の結果は帰宅までお預けなのだ。


9月20日(祝・月) 同じくデーゲーム。勤務日。今日こそ負けたと思っていたら、またも逆転勝ちと知りキツネにつままれたような気になる。
最後は馬原と西武・中島の激闘の末、空振り三振ゲームセット。


今年のパ・リーグは、どのチームも連勝や連敗が多い。土壇場でホークスが連勝モード、ライオンズが連敗スパイラルに入ってしまったようだ。


9月23日(祝・木) 遂に首位と2位とが入れ替わる。


9月25日(土) ホークス残り2試合マジック2。デーゲームで西武が負けてナイトゲームでホークスが勝てばリーグ優勝。
だが西武vs.楽天は西武の勝ち。

札幌ドームでのナイター、日ハムvs.ソフトバンク。先発投手はダルビッシュvs.杉内。…ダルビッシュ、敵ながらあっぱれなのだが、う〜ん今回ばかりは。手強い。
こわごわラジオのスイッチオン。5回を終えて0−0。このところ不調だった左腕・杉内も踏ん張っている模様。さすがエース。
息詰まる投手戦は7回表、ソフトバンクの攻撃。1アウト後、長谷川デッドボール、田上送りバントで2死2塁。バッター川崎、レフトへタイムリーヒット。悲願の先制点1点をもぎ取る。あとは杉内が抑えるのみ。9回裏1アウト1,2塁になった時には足の力が抜けそうになった。この試合を落としたら…と考えたくないことが頭をよぎる。が、最後の打者をダブルプレーで仕留める。勝利。

ダルビッシュに投げ勝った杉内投手はヒーローインタビューで「ここ4試合不甲斐ないピッチングが続いて…、悔しくて…」と言ったっきり声を詰まらせた。カシャカシャカシャと激しいカメラフラッシュの音。後でTVスポーツニュースを観ると彼は涙していた。


2010年9月26日(日) ソフトバンク・ホークス 残り1試合でマジック1。0.5ゲーム差で追う2位西武ライオンズは残り2試合。

……続く