中洲ジャズ 2019 二日め Chalie Lim

「中洲ジャズ 一日め」をアップしてから、随分日にちが経ってしまいました。

今頃‥ですが、二日め(千秋楽)です。

 

9月15日(日)

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翌日曜日、午後3時半頃、天神中央公園内の貴賓館前ステージA近く。

日差しが強く暑い。

 

Chalie Lim

この日のお目当ては、まず16時10分からの清流公園内ステージBでのライブ

明治通りから中洲大通りを南に突き抜け会場に向かう。

中洲大通りにはステージが4つあるはずだけど、この時間帯には見当たらず、普段通りの道路。二日間ステージを設置し続けるのではなく、一晩やって解体、そして翌日再度設置、ということらしい。驚き。

 

清流公園のステージBに到着。前夜のエミ・マイヤーと同じ会場。

公園内に舞台型のステージがある。“客席”側は更地なので、座ってもよし立っていてもよし、なんだけど、まだ日が高く大部分が日なた。西側の塀沿いが辛うじて日蔭。ステージ前あたりと、塀付近の日蔭にまばらに人が集まって開演を待っている。

 

気温が高く暑かったので、なるべく端っこの日蔭で開始を待つ。(ここで、思いがけずいい出会いが待っているとは知らず)

 

定刻になり、ふら~と一人の若者がステージ中央に現れる。
グレーの長袖シャツに黒いパンツ。
スタッフがマイクのテストでも始めるのかと思いきや、なんとアーティストご本人。

チャーリー・リム。

シンガポール出身の、シンガーソングライター。(‥と知っている情報はこれだけ)

 

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ヴォーカル&ギターまたはキーボード:チャーリー・リム、

ベース、オルガン、ドラム。という構成。

 

楽曲はナチュラルなんだけど、引き込まれる。

歌声はクセがなくソフトで自然体。

 

一曲目が終わり、端っこの日蔭からステージ近くに思わず移動。

 

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出だしはギターを弾きながらの歌唱だったけど、その後はほとんどキーボードでの弾き語り。

(行きつけの美容院の美容師さんに似ているような。)

 

曲自体はいわゆる“ジャズ”ではなく、ポップス?

でも、ステージでは、それぞれの楽器の即興演奏ソロパートもあり、かなりジャズというかんじ。

 

オルガンがグルーブする音色を久々に聴いた。かっこいい。

ヴォーカルは柔らかくて、ファルセットがなかなかいい。 

その心地よいファルセットに聴き惚れていると、10年余り前に観た映画「ONCE ダブリンの街角で」を何故か思い出す。アイルランドの音楽映画。サウンドトラックのCDも持っている。主演の男女の優しいデュエットがサビでファルセットになるところがあって、そのメロディーが記憶の奥から呼び出されたからだと思う。中洲~シンガポールアイルランド。空路、航路、陸路、スーツケースがほしくなる。

 

「こんにちは。」

「あついです。」‥チャーリーさんの日本語。

 

あとは全部英語のMCで、メンバー紹介や曲紹介など(多分)

 

振り向くと、初めはぱらぱらだった会場が、結構聴衆で埋まっている。(暑いのに)

前の方にいるおじさんは体を揺すって聴いていた。

 

私たちも途中から座って聴くことに。同行のTさんが、“ヤン坊マー坊”のレジャーシートを広げてくれて。ありがとう。

 

ずっと聴いていたかったけど、40分のライブは終了。

 

終了後に、ラジオパーソナリティのToggyさんによる英語でのちょっとしたインタビュー・タイムあり。(通訳もToggy氏)

シンガポールでは国民的アーティストだそう。

販売用のCDなどを持って来ているけど、機内持ち込み範囲内の量なので数に限りがあり、ほしい人はお早めに、とのこと。(機内持ち込みって‥)

物販コーナーに行くと、案の定、既に残りCD2枚、LP1枚になっていた。パーカーはわりとあったけど。

私と友人がCD「TIME/SPACE」を買い、LPを買う人もいて、両方とも完売。

 

ほどなくして、ご本人が「はじめまして」と言いつつ、さりげなく登場。

ひとりずつ丁寧にサインなどに応じる。初々しい雰囲気。

私も列に加わり購入したCDにサインしてもらいました。ライブ、すごくよかった~と、スタッフの人が通訳してくれて伝えることができた。

 

チャーリー・リム。嬉しい収穫。会場に足を運んだきっかけは、この人のライブをみてみたいと言ったTさんの一言。感謝。

 

この後は、涼をもとめて休憩。

そして、あちらこちらのステージを巡り、夜まで音楽の中を歩いて過ごした。大勢の人たちが、そうやって思い思いに楽しんでいた。