コンドルズ




『トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ』 コンドルズ日本縦断新世界ツアー2015

日時:2015年8月29日(土)19時〜
会場:イムズホール


今年の夏は猛暑の時期が短めだったので、毎年お約束の夏バテが軽めですんだ。
いつの頃からか“ニッポンの夏”は楽しむものではなく、凌ぐものになってしまった‥私にとって。

でも、今年もコンドルズが福岡にやって来た。
これが夏の風物詩。こちらは楽しいお約束。


コンドルズ。近藤良平が率いる男性ダンス集団。

学ラン姿での群舞、白の上下(グンゼの長袖シャツ長ズボン風)を着てコミカルな踊り、コント、人形劇‥ギターの弾き語りもある。

ダンスだけではなく、身体表現の様々なバリエーションが考えられた演目を次々につないでいく。
いつものお馴染みのライブ。

お馴染みではあるんだけど、エネルギーあふれるダンスは“そうこなくっちゃ〜!”と胸がスカッとするし、コメディタッチのあれこれは、くだらなくて可笑しくて、くすっと笑ってしまう。


今回、新しい演し物で面白かったのは、ある一人の男(白いスーツを着た古賀剛。気障な雰囲気がおかしい)のある一日の生活音を、十人くらいのメンバーが体を使って表現したもの(声も含めて‥ですが)。
コーヒー飲んだり、パソコン打ったり、車を運転したり。シャワー浴びたり。
人間音響効果。
しみじみと、お見事だった。


今年の5月に、やはりイムズホールでソロのパフォーマンスを披露した(『コンドルズ ソロダブルビル』http://d.hatena.ne.jp/chihiroro77/20150622/1434977795)平原慎太郎、スズキ拓朗の両氏も健在、ますます躍動していた。
長い金髪振りながらキレのあるダンス、藤田さんも健在。


音楽は、いつもタイトルに因んだものがいくつか用いられていて、今回は“明日”がキーワード。『Tomorrow Never Knows』なので。
ビートルズのその曲もかかった。
その後にスプリングスティーンの曲がかかった。嬉しかった。コンドルズのライブでスプリングスティーンの曲って初めて聴いた気がする。

それ以外にも、可愛い曲、お洒落な曲、色々あって、あの曲何だろうね〜、曲名知りたいね〜、リストにしてくれたらいいのに。と、毎回、一緒に行っている友人たちと話している。(ってこの会話もお約束かも)


コンドルズは毎年夏にやって来る、移動遊園地。或いは移動文化祭(男子校)。私にとって。

来年は、コンドルズ結成20周年だそう。
へ〜、オリジナルのメンバーの皆さん、全然年とっていないかんじ。観客の私たちもそうありたいものです♪