中洲ジャズ 2015

〜2週間近くたってしまいましたが、中洲ジャズの続きです〜


今年の中洲ジャズは9月11日(金)&12日(土)だった。


1日目の金曜日夕方6時からMIOSICを聴いた。(‥って前回書きました‥)

それから会場を移動して、仕事を終えた友人と合流したり、また合流しようとしつつ最後まで擦れ違って会えなかった人がいたり(「君の名は」のように)、聴きたいアーティストによって会場を分かれたり、3,4人でゆるく楽しめるのが街なかの音楽フェスのいいところ。

金曜の夜に聴いたのは、“Ann Sally”と“けもの”


Ann Sally
デイ・ドリーム

とても人がたくさんで、Ann Sallyの姿は背伸びして時々見えるくらい。でも声はよく聞こえる。

1.All I want(ジョニ・ミッチェル)
2.新しい朝(オリジナル)
3.Sweet George Brown(ジャズ・スタンダード〜多分)
4.‥曲名が聞きとれず。ブラジルの曲。

ここで、後ろ髪をひかれながら、会場を移動。ちょうど聴きたいと思っていた“けもの”が同じ時間帯に重なってしまったので、両方を半分ずつ聴こうと思って。

初めて聴いたAnn Sallyは澄んだきれいな声。1曲目はメロディだけ知っていたけれど、今調べてジョニ・ミッチェルの曲だということを知った。声のかんじはジョニ・ミッチェルと全然違うのに、とてもしっくり聴けた。裏声もきれい。
2曲目はきれいな声にきれいな曲で、ちょっとヒネったものが好きなひねくれ者の私にはきれい過ぎ‥と思ったんだけど、3曲目のジャズ、4曲目のちょっとクセのあるラテンの曲、よかった。

この会場に残った友人の話によると、このあとゴダイゴの「銀河鉄道999」を歌ったとか。聴きたかった‥。。



けもの
LE KEMONO INTOXIQUE


“けもの”を聴くのは3回め。いずれも中洲ジャズで。
初めて聴いたとき気に入って、翌年も時間を調べて聴きに行った。
今、改めて調べてみたら、「けもの」とは女性ヴォーカルの青羊(あめ)のソロプロジェクトなんだそう。


会場に着いたら「fish京子ちゃんのテーマ」を歌っているところだった。


この日はヴォーカル、ベースギター、エレピのトリオ。


↓以下は順序があやふや、曲名もあやふやなリスト。

・MY FOOLISH HEART(ジャズ・スタンダード〜多分)
・‥曲名はわからず‥ケーキを焼く歌
・Beat it(マイケル・ジャクソン)
・お菓子なうた
・‥曲名わからず‥第六感‥なんとか‥
・けものZ


低くて丸みのある声で、さりげなく歌っているけれど上手い。オリジナル曲は、歌詞に危うさやちょっとした狂気を潜ませている。

で、ジャズなのに、膝で調子をとって歌うのが可愛いな〜と毎回思っていたら、今回は、ベースの人と一緒に膝で調子をとっていた。

‥と、私には好みだけれど、独特でこってりと感じる人もいた模様。でも、ジャズスタンダードやマイケルのカバーなんかは万人にその上手さは伝わる。
“第六感‥なんとか‥”という曲も、私の勝手な脳内音楽地図の印象からいって、80年代を思い出して、好きだった。



2日目・土曜日

夕方5時半過ぎに土砂降りに‥ あ〜あ、今日は中止だ。。と思い、中洲ジャズ常連のTさんと、もう今夜は食べることに専念。。していたら、1時間余りで雨は上がった。

TOKU
ビィウィッチング

公園内の会場は人がいっぱいで入れない。皆さん、雨なんぞ物ともしていないことがわかった。金管の華やかな音と渋いヴォーカルが向こうの方から聞こえてきた。


Emi Meyer
モノクローム
キーボードの弾き語り。ショッピングモールの中庭が会場。演奏スペースの近くはもちろん人垣で、階段とかあちこちうろうろ。結局2階のバルコニーのようなところから前方にいるカップルの腕と腕の間から見た。
曲名がわかったのは“Smile”、あと“Fly me to the moon”もあったっけ‥?(うろうろしていておぼろげ) オリジナル曲も多分あったんだと思う。内省的なかんじがした。
ジャズに合ったハスキーな声。ラジオやCMで耳にするより、ずっと声量があり迫力がある。両手が鍵盤の上を左右に行ったり来たりするのが、上から見えた。姿はよく見えないけれど白いドレスで可愛いかんじ。


Fried Pride guest 武田真治
ライフ 

公園内の会場に戻ると、更に人が溢れていて、入場制限がかかっていた。とっても盛り上がっている。
武田真治がサックスで参加。先月のミュージカル“Song Writers”では、ニックを演じていたのに、この日はミュージシャンとして活躍とは。
会場の外の橋の上でしばらく熱いライブの雰囲気の御裾分けにあずかる。



雨や人ごみに押され気味の2日めとなったけれど、会場から会場へ、帰り道バス停までなど、歩いているときに生の音楽が流れてくるのは、やっぱりシアワセだった。